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イモネジが緩むワケと、ネジロックの重要性!
皆さん、日常生活には欠かせない「ネジ」を考えたことはありますか?この小さな存在がなければ、我々の生活は大きく変わってしまうでしょう。今回は普段目にすることが少ない六角穴付き止めネジ、「通称=イモネジ」の緩みの理由と、「エレベーター」で働く「ネジロック」の秘密について考察していきます。

1章:イモネジが緩む、その謎を解き明かす!
イモネジが緩む理由の一つは回転運動や振動によるものです。イモネジはモーター軸のエンコーダーやプーリー、スプロケットなどの動く機械に使われていることが多く、振動により徐々にネジが緩んでしまうことがあります。
特にイモネジは座面が無い形状をしているため大変緩みやすいのです。例えばM3の六角穴付きボルトの締め付け工具が2.5mmの六角レンチに対して、M3のイモネジの締め付け工具は1.5mmとなっており、非常に小さな工具で締め付けるため、ネジ山が舐めてしまう可能性があるため充分なトルクで締め付けができていない可能性があります。
このように適切なトルクで締め付けなければ、時間とともに緩みが発生する原因となります。
もう一つの原因は、イモネジの先端を相手部材と突き当てて固定する性質上、時間経過とともに相手部材が徐々に陥没してネジが緩んでしまうことがあります。この現象は機器のメンテナンス時に再度増し締めすることである程度防ぐことが可能です。

2章:まさかの場所で活躍!エレベーターに隠されたネジロックの秘密
イモネジの緩みを防ぐために利用される対策の一つが「ネジロック」です。
イモネジは前記した通り、時間経過とともに緩むものとして考え、ネジロックを必ず使用することが必須となります。特にエレベーターにはイモネジが重要な部品に使用されております。
例えばエレベーターの制御を行っているエンコーダーや扉を動かしているプーリー等に使用されております。これらのイモネジが緩んでしまえばエレベーターは故障しご利用者様にご迷惑を掛けることになります。イモネジは大変小さな部品となりますが、このように駆動にかかわる重要な部分に使われているため、緩み対策は大変重要なこととなります。

3章:ネジの世界に迫る – イモネジとネジロックの不思議な関係
イモネジとネジロックは、一見すると全く関連性はありませんが、実は密接な関係があります。イモネジが緩みやすい性質を持つ一方で、ネジロックはその緩みを防ぐ役割を果たします。
つまり、イモネジとネジロックは常にセットで使用されるべきなのです。
また、イモネジが持つ特性と重要性を理解し、適切に使用することで、エレベーターの故障を減らすことが可能です。
ネジロックにも種類があり、エレベーターの場合は交換する可能性がある部品に使用されるためロックタイトの242や243が使用されることが多いです。
いかがでしたか?普段我々が何気なく使っているイモネジには、こんなにも深い世界が広がっているのです。一見単純そうなイモネジでも、その役割や働きはエレベーターの重要な部分を担っております。
引き続き細部に手を抜かず、お客様にご指名していただけるエレベーター会社を目指してまいります。