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小荷物専用昇降機とは


小荷物専用昇降機とは、荷物のみを効率よく上下階に運ぶために設計された昇降機のことを指します。
病院や飲食店などに設置されているのを目にすることが多いでしょう。
一般的な乗用エレベーターと構造は似ていますが、人が乗ることを目的としておらず、荷物の運搬に特化しているのが特徴です。

テーブルタイプとフロアタイプ

小荷物専用昇降機は、テーブルタイプとフロアタイプがあります。
テーブルタイプは、出し入れ口が胸の高さにあり手で荷物の出し入れをします。
飲食店で1階の厨房から2階席へ料理を運ぶ際に使用されていたりします。

フロアタイプは、出し入れ口が床面と同じ高さのため、台車に荷物を乗せたまま搬送できます。
台車ごと乗せることができるため、工場や倉庫などで重い荷物を効率的に搬送できます。

各階すべての出し入れ口の扉が閉じていなければ、かごを昇降させることができない仕組みになっています。
小荷物専用ではありますが、安全性が十分に確保されています。

住宅向けの小荷物専用昇降機

小荷物専用昇降機は住宅に設置することも可能です。
簡単な工事で、いまお住まいの住宅に後付けできるタイプもあります。
お米や飲料水などの重いものや、日用品をまとめて上下階へ効率よく安全に運ぶことができます。

小荷物専用昇降機は荷物専用のため、かごの高さは最大でも1.2メートルでコンパクトなサイズです。
人が乗るタイプのエレベーターに比べてコストを抑えられるうえ、限られたスペースを有効活用して設置できる点が大きな利点です。
タイプごとに複数のサイズが用意されているため、さまざまな場所で導入を検討できるでしょう。
小荷物専用昇降機があることで、効率性と快適性を高めることが可能です。