お役立ち情報
人荷用エレベーターとは
2025年5月15日
人荷用エレベーターとは、人と荷物両方の輸送を目的とするエレベーターのことです。
人の輸送を主な目的とする乗用エレベーターに比べると、かごの床面積が広く積載できる重量が大きいのが特徴です。
このため、通常の乗用エレベーターでは運びきれないような大型の荷物も運搬することが可能となっています。
安全性は乗用エレベーターと同様で、人の安全を優先した規格で設計されています。
建物の利便性と収益性のバランス
日常生活では、ホームセンターや大型スーパーに設置されています。
大きな買い物カートや重量のある荷物と人が同時に乗り込めるため、ショッピングフロアから駐車場階までスムーズに移動することができます。
さらに、かごの床面積が広いことで、車いすやベビーカーもゆったりと乗せられ、利用者の利便性が高いのも重要なポイントです。
移動に車いすが必要な高齢者やベビーカーを必要とする子どもがいても、安心して家族一緒に買い物を楽しめます。
さまざまな施設にかご床面積が広い人荷用エレベーターが設置されていれば、とても便利で快適な移動手段となります。
しかし、かごの床面積が広くなるということは、必然的に設置されるスペース自体が大きくなり、結果として建物全体の営業面積が狭くなってしまう問題が生じます。
都市部の建築物では効率的なスペース活用が求められるため、建物の利便性と収益性のバランスを考えなければなりません。
人荷用エレベーターは、目的に特化し商業施設や空港、工場などさまざまな場所で目的に合わせて活用することができます。
さまざまな場所で多様な需要に応えつつ、安全かつ快適な利用環境を提供するために欠かせない設備となっています。