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エレベーター部品の解説【ドア関連】
後編

本記事は、前編に続く後編となります。
後編では、ドアの駆動機構や制御システム、さらに利用者の安全確保のために設置する装置についてご紹介いたします。

ドア周りの主な部品をご紹介

ドアモーター
かごドアを動かすための動力源となるモーターです。一般的に、電力を用いて動かすのはかご側のドアのみです。
ひとつのドアに対してひとつのモーターが必要になります。
例えば、かごの出入口がふたつある場合、それぞれのドア専用のモーターを1台ずつ設置します。

ドアコントローラー
ドアモーターの電力を制御する機能を備えており、この装置でかごドアの開閉速度の設定などを行います。

マルチビームドアセンサー
ドアに設置したセンサーが人や物を検知すると、閉まりかけたドアを反転させ開きます。
人や物にあたる前にドアが反転動作(開く動作)を行うため、安全に乗り降りができます。

エレベーターの部品の中でも、特にドア周辺に焦点を当て、前編・後編の二部構成で各部品をご紹介してまいりました。
まだ紹介しきれていない部分も多いため、次回は「かご」に関連する部品について詳しくご紹介する予定です。