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エレベーター部品の解説【かご関連】
2025年7月11日
エレベーターのかご内には、停電や故障といった緊急事態に対応するための装置が設置されています。
今回は、そのかご内の設備に着目し、利用者の安全と安心を守るための重要な機能についてご紹介いたします。
緊急時を想定して設置されている装置をご紹介
非常灯
停電や故障によってかご内の照明が消えた場合でも、最低限の明るさを確保できるよう設置されています。
建物が停電しても、かご内に設置されている非常灯がバッテリー駆動により自動的に点灯します。
非常灯があることで、かご内が真っ暗になることを防ぎ、利用者の不安を軽減することができます。
インターホン
故障や何らかの緊急時に、かご内に閉じ込められた利用者が、ビル管理者や保守会社などの外部と通話できるように設置されています。
マンションやテナントビルでは、利用者がいつでもいることを想定し、接続先を24時間対応の遠隔監視センターに設定している場合があります。
かご内の操作盤にある非常ボタンを押すとインターホンが起動し、通話可能な状態になります。
緊急事態の発生は予測できることではありません。もしその時エレベーターに乗っていたら・・・。
非常ボタンやインターホンの存在を事前に知っておくことで、いざという時に冷静に助けを求めることができます。