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基準階復帰(ホームランディング)運転とは
2025年8月27日
今回は、無人時に基準階へ自動的に戻る【基準階復帰運転】について解説します。
基準階復帰運転は、災害時の管制運転にも活用されている機能ですが、今回は利便性の向上に焦点を当ててご説明いたします。
基準階復帰運転
基準階復帰運転は、ホームランディング運転とも呼ばれています。
この運転モードは、エレベーターの待ち時間を効率的に減らすことを目的として、特に多くの人が利用する高層オフィスビルなどで活用されています。
仕組みとしては、基準階以外の階で一定時間未使用状態が続いた場合に、自動的にエレベーターを基準階へ戻すというものです。
基準階とは
オフィスビルにおいては、ロビーや駅と直結している階で多くの利用者がエレベーターの呼び出しを行うため、一般的にはその階を「基準階」として設定します。
基準階復帰運転を活用することで、利用者の少ない階にエレベーターがとどまることを防ぎ、利用者が集中する階に待機させることが可能になります。これにより、利用者の待ち時間を効果的に短縮できます。
利用者の待ち時間にまで配慮が行き届いていることに感心させられますね。今後のエレベーター技術の進展からますます目が離せません。